
グレート・ピレニーズ (Great Pyrenese)
古くからピレネー山脈一帯で家畜や財産を守ってきた護羊犬
起源については詳しいことがわかっていませんが、非常に古い歴史の持ち主で、風貌からもチベタン・マスティフと関係があるのではないかと考えられています。古くからピレネー山岳地域で羊など家畜を守る仕事をこなし、オオカミや熊に対する護羊犬として高い能力を発揮していました。名声は上流階級にまで届き、17世紀頃の貴族はお城の番犬として入手したがったほどです。原産国やイギリスでは、「ピレニアン・マウンテン・ドッグ」と呼ばれています。
使役犬として従事していたときの名残から、自分が守るべきものやテリトリーに対する意識が強い気質があります。自分で考えて行動するようなところがあって独立心旺盛です。飼い主や家族には愛情深く接し、従順で穏やかですが、見知らぬ人や犬、不振な物音には警戒心を示すこともあります。
以上のような一面をコントロールするため、しつけには根気よく取り組む心構えが必要です。力も体重もありますから、子犬の頃からコミュケーションを兼ねてトレーニングに励みましょう。なお、あまり激しい運動は必要ありませんが、筋肉と体力を維持できるだけの運動を毎日心がけましょう。また、暑さ対策と被毛のケアも大切です。
グレート・ピレニーズの子犬選びは、愛犬の友ブリーダーズサイト掲載の優良ブリーダーのもとで計画的に繁殖された子犬をお勧めします。
原産国 |
フランス |
犬種作出の目的 |
山岳牧畜犬 |
体高 |
♂ 70~80cm ♀ 65~75cm |
体重 |
45~60kg |
毛色 |
ホワイト。またはホワイトにグレーやウルフカラー、オレンジなどの斑が頭部、耳、尾の付け根などにある |
平均寿命 |
11~12年 |
別名 |
ピレニアン・マウンテンドッグ、シェン・ド・モンターニュ・デ・ピレネー |